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満室でも安心しない


仕事で大家さんを訪問すると、


      「うちは満室だから、安泰だね・・・」


と言われることがあります。


でも、これってすごく怖いことなんです。


  【満室なのに怖いっていったいどういうことなの?】


これは良くあるパターンなので、よく覚えておいて下さいね。


10年近く住んでいた入居者が退出しました。


10年という長期で入居していたので、その退出した入居者の家賃は、現在の家賃相場より高くなっていました。


管理会社:「今度の募集家賃はどうしますか?」

大家さん:「とりあえず、前の入居者と同じ家賃で募集して!」

管理会社:「この家賃だと、他の同条件の物件に比べて家賃が高いと思うのですが?」

大家さん:「この家賃でやって!」

管理会社:「・・・・・」


以前の家賃が基準になっているので、家賃を相場並みにすることに抵抗感があるです。


確かに、高い家賃で貸せるのであればそれが一番良いことは分かっています。


ただ、競合物件に比べて家賃が高いというのは、募集には不利になります。


例えば、あなたがお客様だったとします。


不動産会社へ来店し、希望条件を営業マンに伝えると、5つの物件が紹介されました。


この紹介された物件は、いずれも建物のグレード・条件が同じである1K。立地条件もほぼ一緒です。


 A:6.5万円

 B:6.3万円

 C:7.0万円 → さっきの大家さんの物件

 D:6.4万円

 E:6.2万円


あなたは、希望物件の家賃相場はどう考えますか?


相場は、6.3万円程度と考えると思います。


となれば、あなたはどの物件を内見しますか?


おそらく、C以外の物件を選ぶと思います。


このように、競合物件の家賃相場より高い家賃を設定すると、非常に不利な状況になることが分かると思います。


先程の大家さんは、


       【現在の家賃相場を知らない・・・】


と言うことです。


頑固な大家さんだとその傾向が高く、その結果、空室が長期になってしまうことが多いです。


確かに、家賃収入を出来るだけ減らしたくない気持ちは分かります。


その家賃が周辺の物件に比べて遜色がないのであれば、問題はありません。


きちんと、周辺状況を把握してから、家賃設定をすべきなのです。


そうしないと、【お客様に選ばれない物件】になってしまうのです。


こうならないために必要なこととは何でしょうか?


それは、空室が出てから対策しても遅いと言うことなんです。


空室対策は空室が発生してから行うのではなく、満室でも、常に情報収集を怠らない姿勢が大切なのです。


結局は、空室の【ある・なし】に関わらず、常に空室対策は必要と言うことになるのです。



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